ようこそ、松屋敷へ

栃木県日光市、世界遺産である二社一寺「東照宮」「二荒山神社」「輪王寺」のほど近くの高台に敷地約1万坪に及ぶ庭園があります。
敷地内に建つ日本家屋を含めてその場所が「松屋敷」と呼ばれるようになったのは100年程前からの事です。その名前の由来となった150本を超す赤松を始め、新緑の初夏から万緑の盛夏、そして松屋敷がその美しさを最も際立たせる紅葉の秋、池へ注ぐ小さな滝の音、心地よいそよ風、鳥の声、そして野生の鹿が遊ぶ庭は今もなお四季折々その豊かな自然と景観を保ち続けています。
私有地であることから今まで一部の人にしか知られていなかったこの松屋敷は、2016年4月から庭園のみ限定公開を始めました。

松屋敷とは

松屋敷と金谷家について

日光東照宮の楽師であった金谷善一郎が日光市四軒町(現本町)の自宅を開放して始めた外国人のための宿泊施設が「金谷ホテル」の前身「金谷カッテージイン」です。1873年(明治6年)のことです。(現在「金谷カッテージイン」は「金谷ホテル歴史館」として一般公開されています。)
その後「金谷ホテル」を現在の場所(上鉢石町)に移転。日本最古の西洋式リゾートホテルとして今に至っています。「カッテージイン」から数えて創業140年を超えました。
金谷ホテルは創業者金谷善一郎の後を長男眞一が継承。次男正造は箱根の富士屋ホテル創業者山口仙之助の養子として山口家に入り、富士屋ホテルの経営に携わりました。
長女タマ(多満)は鬼怒川温泉ホテルを夫金谷正生〔まさなり〕(原家より養子に入る)とともに経営するなど金谷家はまさにホテル経営を天職としている一族でした。
金谷ホテル二代目社長となった眞一には二人の娘がいました。長女花子は後に金谷ホテル三代目社長となった金谷正夫(井上家より養子に入る)と結婚しましたが、眞一にとって心配の種は病弱であった次女雪子のことでした。
眞一は日光市に弟山口正造と共同で所有していた土地に、金谷ホテルの敷地内にあった日本家屋を移築し、そこを雪子の療養のための場所としました。大正末期の事です。それが後に松屋敷と呼ばれる家屋であり庭園でした。
金谷ホテルからすぐ近くの場所にありながら松屋敷の気候や環境が良かったのか幸いにも雪子はめきめき健康を取り戻しました。叔父である山口正造や金谷正生の勧めもあり敷地内に乳牛を飼い酪農を始め、持ち前の勉強熱心も功を奏して金谷畜産部として牛乳生産を手掛けるまでになりました。
時代は移り変わり昭和30年代にはその酪農経営も止め、その後暫くして雪子は60年の生涯を静かに松屋敷で終えました。

松屋敷再生

雪子没後暫くは住む人もいましたが、その後松屋敷は無人のまま年月が過ぎ家屋は老朽化が進み庭園も池も荒れてしまいました。
このままではいずれ家屋は崩れ落ち、庭は原野に戻ってしまう恐れがありました。松屋敷の現在の所有者である村津眞須美(山口正造の孫娘)はこの美しい自然環境を守っていくために、まず手始めに庭、特に庭のシンボルでもある松の手入れを始めました。
その後池の改修工事、池へ水を取り込んでいる赤沢川からの水路の修理などを進めるうちに庭園も昔の生き生きとした姿を取り戻しました。そして最後に残された家屋の改修に着手。昔の家屋の雰囲気を残し、使える材料や建具を利用して化粧直しができました。

水力発電施設跡

導水管及び発電施設跡

敷地の東側の崖の上に自家水力発電施設跡があります。
明治時代後半から昭和20年代まで、赤沢川から取水した水を崖下へ落して発電していました。発電機はドイツのシーメンス社のもので、作られた電気は金谷ホテルへ供給していました。

庭園公開のご案内

2017年の庭園公開は終了いたしました。
ご来園有難うございました。
来年度の庭園公開日詳細は2018年3月に当ホームページ上に掲示いたします。

お知らせ

催事等のお知らせは順次当ホームページ上に掲示いたします。

アクセス

梅屋敷旅館入口を入り、直進約150m先突き当り

所在地
〒321-1414 栃木県日光市萩垣面〔はんがきめん〕2396-1
Google Mapの【ルート検索】をご利用の場合は目的地を【日光温泉梅屋敷旅館】で設定ください。
霧降大橋より国道247号線を東照宮方面へ進んでいただき日光小学校を過ぎ、【たまり漬本舗つるや日光店】の交差点(左手は橋になっております)を右折。
ヘアピンカーブを抜けますと【梅屋敷旅館】がございますので、必ず【梅屋敷旅館】の入り口からお入りください。
【梅屋敷旅館】駐車場の先の砂利道を進んでいただければ突き当りが【松屋敷】でございます。
Googlemap はこちらから
電話でのお問合せ

0288-25-6066

メールでのお問合せ

info@matsuyashiki.com

交通のご案内
電車をご利用の場合
東武日光駅、JR日光駅から
タクシー:
約5分〔萩垣面(はんがきめん)の「松屋敷」又は「梅屋敷旅館の奥」とご用命ください〕
バス:
中禅寺・湯元方面行き〔「神橋」停留所より徒歩約15分〕

お車をご利用の場合
日光宇都宮道路・日光インターから約2.5km
〔カーナビをご利用の場合は、目的地を「梅屋敷旅館」又は「ホテル高照」に設定してください〕

いずれの場合も、梅屋敷旅館・ホテル高照を目指し、その入り口を入り直進約150m先突き当りです。

駐車場
若干数(4~5台)あり〔松屋敷入園中のみ利用可〕
隣接する梅屋敷旅館・ホテル高照の駐車場は利用できません